バイクを売却する際は、下取りに出すか買取をしてもらうかの2つの選択肢があります。
下取りと買取にはそれぞれメリットがありますが、少しでも高く売却したいなら買取がおすすめです。
本記事では、バイクの下取りと買取それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
おすすめの買取業者についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
バイクの下取りとは
バイクの下取りとは、新しいバイクを購入する際に、それまで乗っていたバイクを買い取ってもらい、その金額を新しいバイクの購入代金から差し引くことを指します。
例えば、70万円のバイクを購入するために下取りに出したバイクが30万円の価値をつけられた場合、新しいバイクは30万円引きの40万円で購入できます。
しかし、新しいバイクから金額を差し引くため、バイクを買い替える場合でなければ利用できません。
あくまで、割引を受けられるだけであり現金化できないことが特徴です。
以上のことから、下取りは新しいバイクを購入する際の支払い金額を抑えるための方法として利用されます。
バイクを下取りに出すメリット
バイクを下取りに出すメリットは大きく3つあります。
それぞれのメリットについて確認していきましょう。
最小限の手間で手放せる
下取りを利用すると、最小限の手間でバイクを手放せます。
バイクの購入店で売却でき、書類手続きの代行もしてもらえるためです。
複数の店舗とやり取りする手間もかかりません。
バイクの売却を簡単に済ませたい方は、買取ではなく下取りがおすすめです。
納車と引き渡しを同日にできる
バイクを通勤などで使用している方にとっては、納車と引き渡しの日がずれると日常に影響が出てしまうかもしれません。
しかし、下取りを利用した場合は、新しいバイクが納車される日に合わせて古いバイクを引き渡せます。
売却対象のバイクを通勤などで日々利用しており、納車当日まで乗り続けたい方は下取りがおすすめです。
新車購入時には査定価格が高くなる場合がある
新車購入時に限り、下取りの査定価格を特別に上げてもらえる場合があります。
バイクの販売店にとって、新車の売れ行きはお店の大きな利益につながるためです。
新車でバイクを購入予定の方は、バイクを下取りに出す際に新車購入を条件に査定価格を上げてもらえるよう交渉してみるとよいでしょう。
バイクを下取りに出すデメリット
バイクを下取りに出すことの3つのデメリットについても確認しておきましょう。
査定額が買取よりも低い
下取りは買取よりも査定額が低めに設定される傾向があります。
下取りの場合、販売店側は売れ残りのリスクを背負うことになるためです。
査定額に満足できない場合は、下取りへ出さずに買取店で再度査定依頼いただくことをおすすめします。
店舗によって数万円以上の差が出る場合もあるため、許容できる買取価格かどうかをしっかり確認してください。
クーリングオフが利用できない
クーリングオフとは一定の期間内であれば、契約の解除ができる制度です。
バイクを下取りで買い取ってもらう場合、クーリングオフは利用できません。
クーリングオフは、契約を事務所以外の場所で結んだ場合に適用される制度だからです。
下取りについて販売店で契約を締結するため制度の対象外となります。
契約内容に不備がない限り、下取りの撤回はできないため、利用する際はしっかりと検討したうえで契約してください。
状態によっては下取り不可の場合がある
状態があまりに悪いと、販売店側から下取りを拒否されてしまうケースも珍しくありません。
バイクの状態が悪いと、買取をしても売れ残ってしまうリスクがあるためです。
下取りをする前に査定だけお願いすることも可能ですので、まずは販売店に相談してみましょう。
そこで下取り不可、または金額がつかない場合は、買取店への依頼がおすすめです。
バイクの買取とは
バイクの買取とは、買取業者が顧客からバイクを直接買い取る取引のことを指します。
顧客が査定依頼を出し、提示された査定価格に納得できれば取引成立です。
買取業者は買取したバイクを再販売したり、オークションなどで転売したりすることで利益を得ます。
バイクの買取には下取りにはないメリットがありますので、次の項で解説している内容を参考に、ご自身に合う売却方法を選んでください。
バイク買取のメリット
バイク買取を利用するメリットを3つ紹介します。
基本的に下取りよりも査定価格が高い
買取業者の場合は下取りと異なり、買い取ったバイクをオークションなどを利用して地域に関係なく販売できるため、下取りよりも高値で買取をしてもらえる可能性が高いです。
少しでも高くバイクを売りたい場合や、売ったバイクを現金化したい場合は、下取りではなく買取を利用しましょう。
状態が悪くても買取してもらえる
業者によっては事故車や不動車など、状態の悪いバイクでも買い取ってもらえるケースがあります。
人気の高いマフラーパーツなどがついている車両であれば、買い取ってもらえる可能性が高いです。
下取りでは買い取ってもらえないバイクをお持ちの方は、一度買取業者に査定依頼いただくことをおすすめします。
最も高く売れる買取店を選べる
下取りでは購入する販売店で売却することになる一方、買取なら複数の店舗から最も高く売れる買取店を選べます。
他業者の見積もりを提示することで、買取価格を上げてもらえる可能性があるからです。
複数店舗に見積もりを依頼する手間はかかりますが、買取なら業者を自由に選べる点が大きなメリットです。
一括査定依頼サイトもありますので、とにかく高く買い取ってくれる業者に依頼したい方は利用してみてください。
バイク買取のデメリット
バイクを買取に出すデメリットは2つあります。
下取りに比べると手間がかかる
下取りに出す場合は、購入店舗でまとめて手続きができますが、買取の場合は売却の手続きと新たなバイクの購入の手続きを別々で行わなければいけません。
そこまで面倒な手続きではありませんが、とにかく購入店に全部まかせたい方にとってはデメリットといえます。
手続きが苦手な方は下取りをご利用いただくとスムーズです。
新しいバイクの納車日より前に売ると乗れない期間が発生する
買取の場合、買い取ってもらう日と納車日がずれるとバイクに乗れない期間が発生してしまいます。
とはいえこのデメリットは、バイクを売って現金化してからでないと、予算的に新しいバイクを購入できない方や、保管場所の都合上、事前に売らざるを得ない方に限った話です。
保管場所の都合上売らざるを得ない場合は、納車日前日に今乗っているバイクを買い取ってもらうなどの工夫も考えられます。
バイクを高く売るなら買取がおすすめ
バイクを少しでも高く売りたいのであれば、買取をおすすめします。
買取の場合は広範囲に販売ルートを持っており、在庫を抱える心配が少ないため、高値での買取が期待できるためです。
手続きが少し増える点はデメリットといえますが、それ以上に下取りとの差額が大きいことがほとんどです。
バイクを手間なく売るなら下取りがおすすめ
バイクをとにかく最小限の手間で売りたい場合は下取りをおすすめします。
ここまでにも述べてきたように、下取りであればバイクの購入店でまとめて手続きができるためです。
買取のように相見積もりなども不要となります。
手軽にバイクの売却を済ませたい方は、下取りを利用しましょう。
バイクの下取りに必要な書類
バイクを下取りに出す際は、以下の書類が必要になります。
- 自賠責保険証明書
- 運転免許証等の身分証明書
- 印鑑
- 標識交付証明書(125cc以下のバイクの場合)
- 軽自動車届出済証(125cc~250ccのバイクの場合)
- 自動車検査証(251cc以上のバイクの場合)
上から3つはどの排気量でも共通の書類です。
そのほかは排気量によって異なります。
なお、販売店によっては上記以外の書類提出が求められる場合もありますので、事前に確認してみてください。
バイクを下取りしてもらう際の流れ
バイクの下取りは、基本的に以下の流れで行います。
- バイクを購入する店を選ぶ
- バイクの下取り価格を割引いた新しいバイクの見積もりをもらう
- 必要書類を提出する
- 新しいバイクの納車と同時に古いバイクを引き渡す
下取りを前提に進めたいという旨を購入するお店に伝えれば、必要事項は適宜案内してもらえます。
必要書類を渡して納車を楽しみに待つだけです。
バイクの買取を依頼する際におすすめの業者5選
バイクの買取でおすすめの業者を5つ紹介します。
それぞれの特徴を加味して、自分に合った業者を探してみてください。
バイクワン
バイクワンは、事故車や不動車でも高額で買取してくれるバイクの買取専門業者です。
全車種のバイクに対応しているので、ほかの業者で断られたバイクでも、高い確率で買取対応をしてくれます。
さらに、バイクワンなら出張料や査定料を含むすべての事務手数料がかからないため、余計な費用をかけずに愛車を売却できるのも特徴です。
バイクの売却を考えている方は、バイクワンの無料相談から始めてみましょう。
バイクランド
バイクランドは株式会社アークコアが運営するバイク及び関連商品の買取・販売業者です。
全国どこでも無料で出張査定してくれるため、近くに買取店がない方でも安心です。
また、不動車の買取も行っているので、動かなくなってガレージに眠っているバイクでも気軽に査定に出せます。
気になる方は、無料のオンライン査定から始めてみましょう。
バイク館
バイク館は株式会社バイク館イエローハットが運営するバイクの販売・買取業者です。
全国に展開しているバイク館は、バイクを自社販売していて余計な中間マージンがかからないため、他社と比較しても高額での買取が可能です。
また、買取専門の担当が対応してくれるので、仮査定との差が少なく実際の査定額でがっかりすることもありません。
眠っているバイクがある方は、ぜひバイク館で査定を出してみてはいかがでしょうか。
カチエックス
カチエックスは、ネットから行える一括査定サービスです。
カチエックスなら、バイクの写真を提出すれば、後は専任のスタッフに交渉をすべてお任せできます。
プロに任せることで、愛車を買い叩かれる心配もありません。
さらに、面倒な交渉をすべて委任できるため、お仕事などで時間の取れない方におすすめです。
まずは、公式ホームページから取引の流れをチェックしてみましょう。
バイク買取太郎
本ブログを運営しているバイク買取太郎は、関東を中心にバイクの買取を行なっている業者です。
累計3,000台以上の買取実績があります。
買取額や手続き面でのサポートが手厚く、スタッフが丁寧に対応いたします。
関東でバイクの買取を考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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バイクを手放すなら下取りよりも買取を依頼しよう
今回は、バイクの下取りと買取、それぞれのメリットとデメリットについて紹介しました。
下取りの方が手続きの手間はかかりませんが、金額面ではどうしても買取に劣ってしまいます。
少しでも高くバイクを売却できれば、メンテナンス費用やウェア類にお金をかけることもできますので、買取がおすすめです。
ぜひ今回紹介した複数の業者で相見積もりを取ってみてください。