車検切れのバイクを廃車にする3つの手順

「車検が切れたバイクは廃車にできるの?」
「廃車するにはどうすればいいの?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

車検が切れていても基本的には廃車にできます。
3つの手順を踏むことで廃車にすることが可能です。

本記事では車検が切れたバイクを廃車にする3つの手順だけでなく、廃車するメリット・デメリット、注意点なども解説しています。

この記事を読めば上記のお悩みが解決できますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

車検切れのバイクは廃車にできる?

車検が切れたバイクは廃車にできます。
廃車と聞くと解体をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、廃車手続きはバイクの登録を抹消する手続きです。

車検が切れているかどうかに関係なく手続きできます。
車検が切れていて長期間乗っていない場合は、むしろ早めに廃車手続きをしたほうが良いでしょう。
廃車手続きをしないと税金を払い続けることになります。

車検切れのバイクを廃車にするメリット

最大のメリットは税金(軽自動車税)がかからなくなることです。
車検が切れても廃車手続きをしないと税金を払い続けることになりますのでご注意ください。

税金の納付書は毎年3月末時点の所有者に郵送で届きます。
4月1日以降に乗ることがないようであれば、3月中に廃車手続きをしておきましょう。

車検切れのバイクを廃車にするデメリット

廃車には一時抹消と永久抹消の2種類があります。

一時抹消はバイクに乗らない期間が一時的である場合に行う手続きです。
永久抹消は書類上の廃車だけでなく、バイクを解体して永久に抹消する手続きです。
一時抹消については、大きなデメリットはないと考えて良いでしょう。

永久抹消した場合のデメリットは、解体に費用がかかることと、手続きに手間がかかることです。
解体する場合の費用は以下が考えられます。

  • 仮ナンバー取得費用:750円(自走して解体工場に持ち込む場合)
  • バイクの引き取り費用:1万円〜
  • 解体費用:1万円〜2万円

業者にもよりますが、解体工場までの距離が遠い場合は引き取り費用がさらにかさみます。

そしてもうひとつのデメリットは手続きに手間がかかることです。
仮ナンバーを取得するには、平日の9時〜5時の間に市区町村役場に行かなければなりません。
また、ナンバーには有効期間があり、通常3日〜5日程度です。

特に会社員の場合、そのような時間に手続きに行くのは難しい場合が多いでしょう。
役所が自宅から遠い場合はなおさら時間がかかります。

費用や手間をかけたくない場合は買取業者に依頼しましょう。
バイクを無料で引き取り、廃車手続きも代行してくれます。

車検切れのバイクを廃車にする3つの手順

車検が切れたバイクを自分で廃車にする手順は以下のとおりです。

1. ナンバープレートを外す
2. 必要書類を揃える
3. 陸運局で廃車手続きをする

1. ナンバープレートを外す

まずはナンバープレートを外しましょう。

ショップでバイクを購入された方は、最初からナンバーがついているので自分で外せるのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ご心配はいりません。
プラスドライバーとペンチまたは10mmレンチがあれば簡単に外せます。
100円均一でも簡単に揃う工具で外せるので挑戦してみましょう。

なお、ナンバーを紛失してしまった場合は陸運局での手続きに理由書が必要です。
理由書にはナンバープレートの番号と車体番号などを記入する必要があります。
自賠責保険の書類を確認すればわかる情報ですので、事前に控えておきましょう。

2. 必要書類を揃える

必要な書類は以下の通りです。

  • ナンバープレート
  • 印鑑(認印可 シャチハタ不可)
  • 住民票(住所が変更されている場合)
  • 車検証
  • 抹消登録申請書(陸運局にて入手)
  • 手数料納付書(陸運局にて入手)
  • 軽自動車税申告書(陸運局にて入手)

家族や友人に手続きを依頼する場合は委任状も用意しておきましょう。

3. 陸運局で廃車手続きをする

ナンバーと必要書類の準備ができたら管轄の陸運局で手続きをしましょう。
先にナンバープレートの返却を行い、次に必要書類を提出する流れになります。

手続きに不安がある場合は、窓口で初めて手続きをする旨を伝えてください。
ひとつひとつ丁寧に手順を説明してもらえます。

注意点としては、廃車手続きをしても任意保険は解約されないということです。
任意保険が不要な場合は契約している保険会社に連絡して解約しておきましょう。

車検切れのバイクを廃車にする際の5つの注意点

車検切れのバイクは廃車にできますが、いくつか注意点があります。
場合によっては廃車にできない場合もあるのでご注意ください。
注意点は以下の5つです。

  • 公道は走行できない
  • 保管するなら一時抹消にする
  • 解体するなら永久抹消にする
  • ローンが残っている場合は廃車できない
  • 所有権が他人の場合は廃車できない

公道は走行できない

車検が切れている車両で公道を走ることは法律で禁止されています。
バレなければいいと思って乗ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
法律違反になるだけでなく、万が一事故に遭った場合は保険も適用できません。

違反が発覚した場合は6ヶ月以上の懲役または30万円以下の罰金、かつ違反点数も6点で一発免停になります。

保管するなら一時抹消にする

売却する場合も同様ですが、保管する場合は一時抹消で廃車手続きをしましょう。
軽自動車税の請求もストップするので無駄な費用がかからずに保管できます。
再度乗ることになった場合は、ショップに依頼するか自分で車検を通しましょう。

解体するなら永久抹消にする

「ヘコみや傷もひどいしもう乗らないな…」
「エンジンも限界のようだしいっそのこと解体してしまおう」

そんな時は永久抹消にします。
手続きが面倒な場合は買取業者に依頼するのがおすすめです。

ローンが残っている場合は廃車できない

ローンを組んでバイクを購入されている場合、完済まではローン会社がバイクの所有者になります。
完済している場合は完済証明書をローン会社に発行してもらうことで廃車手続きができるようになります。

所有権が他人の場合は廃車できない

親や知り合いからバイクを譲ってもらったものの、所有者を変更しないで乗っていた場合は廃車手続きができません。
そのような場合には事前に所有者を変更する手続きが必要です。
所有者本人が行けない場合は委任状が必要なため、事前に準備したうえで陸運局に向かいましょう。

車検切れのバイクを廃車にする以外の選択肢5つ

車検が切れたバイクは廃車する以外にも選択肢がいくつかあります。
以下の5つです。

①保管する
②名義変更して譲渡する
③車検を通して乗る
④個人で売却する
⑤業者に買取りしもらう

①保管する

一例ですが、1970年代や80年代に発売されたNSR250などのレアな旧車に関しては、一度手放してしまったら二度と手に入らないかもしれません。
もし少しでも乗る可能性があるのであれば、一時抹消をして税金の支払いを止めておきつつ保管しておきましょう。

ただし保管にはデメリットもあります。
保管場所の問題や盗難にあう可能性など心配事が増えることです。

②名義変更して譲渡する

親や子供、友人に名義変更して譲渡する方法です。
ただし名義変更はできても車検が切れている限り公道は走れないので注意が必要です。
仮ナンバーを取得すれば公道を走れますが、面倒な場合は配送業者を利用しましょう。

③車検を通して乗る

いつの間にか車検が切れていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合は改めて車検を通して乗るというのもひとつの手です。
少々面倒かもしれませんが、ユーザー車検であれば費用も格段に安く済みます。

④個人で売却する

最近ではメルカリやヤフオクなどで個人でもバイクを簡単に売却できます。
場合によっては業者に買い取ってもらうより高く売れる場合もあるでしょう。

ただし個人間で売買すると代金が支払われなかったり、名義変更をしてもらえなかったりとトラブルに遭うこともあるので注意が必要です。
事前にリスクと対策を考えたうえで個人売買しましょう。

⑤業者に買取りしてもらう

廃車手続きの手間もなく安心してバイクを手放せるのが業者に買い取ってもらうことです。
業者にもよりますが、解体が必要と判断されるようなバイクでも無料で引き取ってくれる場合があります。
書類の手続きも代行してくれるのでとても楽にバイクを手放せるでしょう。

車検切れのバイクを廃車にする際によくある質問

車検切れのバイクは廃車にせず復活も可能ですか?

仮ナンバーを取得してユーザー車検に通すか、バイクショップに依頼して車検を通せば復活可能です。
なお、車検は新規での検査ではなく継続検査の扱いになります。

車検切れのバイクは名義変更できますか?

車検が切れていてもバイクの場合は名義変更ができます。
名義変更後の所有者が手続きをする場合には委任状が必要なため注意してください。

車検切れのバイクを解体する場合は廃車手続きの後にすべきですか?

解体は廃車手続きの前でも後でも問題ありません。
自動車の場合は解体後に移動報告番号というものが必要ですが、バイクは不要なためです。

まとめ:車検切れのバイクを廃車にするなら買取を依頼しよう

本記事では車検切れのバイクを廃車にする手順や注意点について解説しました。
廃車手順は以下のとおりです。

1. ナンバープレートを外す
2. 必要書類を揃える
3. 陸運局で廃車手続きをする

ローンが残っている場合や他人名義の場合は原則廃車にできないので注意しましょう。

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