「原付ってどうやって売るの?」
「なにが必要?」
「売却の流れは?」
こんな疑問を抱えていませんか?
初めて売却するのであれば不安ですよね。
今回の記事では、原付を売る時に必要な書類や売却時の流れを解説します。
高く買いとってもらうコツや、トラブルが起こりやすい個人売買での注意点も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
原付を売るときの手順(買取業者に売る場合)
原付を売るには買取業者に売るか個人に売るか、2つの方法があります。
まずは買取業者に売る手順を解説します。
①必要書類の準備
買取業者に依頼する前に、まずは下記の必要書類を準備しましょう。
- 標識交付証明書
- 身分証明書
- 自賠責保険証
- 印鑑
標識交付証明書は、ナンバープレートと一緒にもらう書類です。
無くさないように保管しておきましょう。
身分証明書は免許証やマイナンバーカードなどです。
なお、シャチハタの印鑑は使用できません。
バイクを売る際の必要書類についてや自賠責保険をどうするかは、以下の記事で詳しく解説しています。
あわせてご覧ください。
②査定の申し込み
必要書類が準備できたら、バイクショップや買取業者に査定の申し込みをしましょう。
申し込みは電話やHPで受け付けています。
査定だけなら無料で行うところも多く、査定をしたからといって絶対に売却しないといけないわけではありません。
安心してお申し込みください。
査定はバイク所有者の立ち会いが必須です。都合の良い日時を選んで予約をしましょう。
③訪問査定
買取業者ならお店に行かずに訪問してくれる所もあります。
訪問査定の良いところは家まで来てくれることと、クーリングオフ制度を利用できることです。
バイクが壊れている、もしくは車検切れで公道を走ることができなくても査定してもらえます。
また訪問査定後に契約したけれどやっぱりやめたいとなった場合には、クーリングオフ制度を利用できます。
クーリングオフ制度を利用できるのは出張買取だけなので、少しでも不安に思うところがあれば積極的に利用しましょう。
クーリングオフ制度の詳細については以下のページを参照ください。
総務省消防庁 | クーリングオフ制度とは?
④買取額に合意できたら買取成立
査定が終わり買取金額に納得できたら契約が成立します。
買取業者はいわば仲介者です。
そのため査定金額は個人で売るより低くなりがちなため、金額に納得できなければ断っても何の問題もありません。
納得できれば売買契約書を結び、必要書類を渡して手続き完了です。
ここで注意してほしいのが、名義変更などの手続きがしっかり完了しているか確認することです。
手続き完了後は約2週間ほどで手元に書類が届きます。
なかなか届かない場合は買取をお願いした業者に問い合わせてみましょう。
原付を売るときの手順(個人に売る場合)
次に、個人に原付を売る際の手順を解説します。
フリマアプリがその一例です。
自分で金額を設定できますが、様々な手続きは全て行わないといけないことも覚えておきましょう。
①廃車手続き
廃車手続きは名義変更の際に必要です。
後々のトラブルを回避するためにも、廃車手続きは先に済ませておきましょう。
市区町村の役所の窓口で手続きを行います。必要書類は以下の通りです。
- 廃車申告書
- 標識交付証明書
- ナンバープレート
- 印鑑
市区町村によっては必要書類が異なってくるため、事前に確認しておくと安心です。
また、廃車手続きには「一時抹消登録」と「永久抹消登録」の2種類があります。
売る場合は「一時抹消登録」で手続きをしましょう。
ちなみに車検が切れているバイクでも廃車にできます。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、車検切れのバイクに困っている方はぜひご覧ください。
②出品
出品する際は、売りたいバイクの相場に合わせるのがコツです。
あまりに高すぎるとなかなか売れず、安すぎても損をしてしまいます。
なお、車両に不備がある場合はその旨をしっかり記載しておきましょう。
購入者の手元に届いたときにトラブルになりかねないからです。
出品前に直せる不具合であれば、事前に修理しておくのがおすすめです。
③配送手配
配送手配は出品者が行うか、購入者が行うかのいずれかになります。
※直接引き取りをしてもらえる場合を除く
購入者に手配をお願いしている方も多いですが、出品者が手続きしてあげるほうが親切でしょう。
いずれの場合においても、取引が成立したらなるべく早く手続きを進めるようにします。
手配が遅れることで購入者が不安になり、キャンセルされるリスクもあるためです。
迅速な対応を心掛けましょう。
④アフターフォロー
個人間で売却する場合は、配送して終わりではありません。
相手が名義変更をしたかどうかの確認や、クレームが入れば対応する必要があります。
アフターフォローを忘れないようにしてください。
原付を売るときに必要な書類を紛失したときの再発行方法
原付を売る際は複数の書類が必要です。
しかし気付いたら無くなっていた、といった方も少なくありません。
それぞれの書類の再発行方法を紹介します。
標識交付証明書
標識交付証明書は、ナンバープレートをもらった市区町村の役所で交付してもらえます。
再発行に必要なものは以下の通りです。
- 再発行申請書
- 本人確認身分証
- 印鑑
再発行申請書は役所の窓口やHPでダウンロードできます。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書を無くしたら、まずは加入した保険会社に連絡をしましょう。
必要なものは以下の通りです。
- 再発行申請書
- 本人確認身分証
- 印鑑
郵送の場合はどのくらい日数がかかるのかも確認しましょう。
廃車証明書
廃車証明書は、廃車登録をした市区町村の役所で再交付してもらえます。
以下が必要書類です。
- 再交付申請書
- 本人確認身分証
- ナンバープレートの写真
もし代理人にお願いする場合は、バイク所有者の本人確認身分証の写しや委任状が必要となります。
原付を高く売るため5つのコツ
ここからは原付を少しでも高く売るためのコツを5つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
洗車してきれいにする
査定時には車種や年式はもちろん、車体の見た目の状態もチェックします。
ほこりまみれのバイクよりもぴかぴかで綺麗なバイクの方が、査定金額が高くなる可能性があります。
査定の前には少しでも綺麗にしておくことをおすすめします。
ノーマルパーツに戻す
原付をカスタマイズしている方は、ノーマルパーツに戻しておきましょう。
なぜなら、元の状態の方が業者側からすると売りやすいからです。
人気があるカスタムパーツであれば高額になることもあるかもしれませんが、買い手がつかないものもあります。
ノーマルパーツに戻しておくのが無難です。
複数の買取業者から見積を取る
1社だけで決めるのではなく、複数の業者から見積を取りましょう。
業者によって得意な車種やメーカーが違うため、査定額も変わってきます。
より高く買い取ってくれる業者を見つけるのが大事です。
他の業者よりも見積もりが低い場合、見積金額を伝えることで査定額を上げてくれる可能性もあります。
バイクが傷みにくい場所に保管する
直接日光が当たり続ける場所に置いておくと、バイクの劣化を早めます。
なるべく屋根付きの駐輪場に停めましょう。
もし屋根がなければ、カバーをかけて保管するのがおすすめです。
カバーがあると雨や風、砂などからバイクを守ることができます。
長時間雨ざらしの状態で放置しておくことは、錆びや傷みの原因になり、買取額を下げる要因になります。
日頃からメンテナンスしておく
つい怠けてしまいがちですが、常日頃からメンテナンスはしっかりしておきましょう。
状態が悪いまま走り続けるとバイクも傷みやすくなります。
日頃からメンテンスがされていない車両は、プロが見ればすぐにわかるものです。
安心安全でバイクに乗るためにもメンテナンスは欠かせません。
原付を個人売買するときによくあるトラブル
原付を個人売買するときによくあるトラブルを紹介します。
購入後に取引が進まない
業者やショップならば購入後の手続きはサクサク進めてくれますが、個人間だとなかなか取引が進まないことがあります。
長期間のやり取りは、お互いに時間も手間もかかり負担になりかねません。
使用する販売プラットフォームにもよりますが、評価の悪い落札者に対して入札制限がかけられる場合があります。
そのような場合は、設定しておくのがおすすめです。
名義変更されずに税金の請求が自分に来る
原付には軽自動車税を支払う義務があります。
4月1日時点のバイク所有者が税金を納めます。
もし名義変更がされないまま4月を迎えてしまったら、自分の原付ではないのに税金を支払わなければなりません。
特に2月や3月に売却した場合は、名義変更をすぐにしてもらわないといけないので注意が必要です。
引き渡し後にすぐ故障した場合に返金を要求される
意外と多いのが、引き渡し後にすぐ故障して返金を訴えてくるケースです。
買取業者ならばこのようなことはありませんが、個人間はバイクを現状のまま売買することが多いです。
自分が気にならないところも、相手には気になるなんてこともあり得ます。
実際に相手に確認してもらってから購入してもらうのがおすすめです。
また、引き渡す時に売買契約書を交わし、トラブルを未然に防ぐようにしてください。
ワケありの原付でも買取業者なら買い取ってもらえる
以下のような原付でも、買取業者ならば買い取ってもらえます。
ローンが残っている
たとえローンが残っていても次のような対策で買取可能です。
- ローンを完済して自分名義にする
- 査定額から差し引いてもらう
ローンが残っている場合、原付がローン会社の所有物となっていることがあります。
そのような場合は勝手に売却することはできません。
残りのローンがすぐに払えそうであれば、完済して自分の名義に変更しましょう。
自分名義にしてしまえば売却しても問題ありません。
また、業者によってはローンの残高を査定額から差し引いてくれるところもあります。
状況に応じて相談してみてください。
必要な書類を準備できない
冒頭で原付を売る際には書類が必要と述べましたが、実は書類がなくても買い取ってくれます。
もちろんあるに越したことはないのですが、どうしても準備できない場合は業者にその旨を伝えてください。
エンジンがかからない
エンジンがかからなくても、大手の買取業者なら買い取ってくれます。
修理したり部品を売ったりして対応できるからです。
しかし査定額は相場よりもかなり安くなる可能性が高いでしょう。
原付をスムーズに売却したいなら買取業者への依頼がおすすめ
今回は原付を売る際の必要書類や売るまでの流れを解説しました。
買取業者は個人売買に比べて査定額が低い傾向にありますが、その分事務手続きなどをしてくれます。
また、個人売買で発生する可能性があるトラブルに対して不安に思うこともありません。
不要なトラブルを避け、スムーズに売却した場合は買取業者に依頼しましょう。
バイク買取太郎では、関東を中心にバイクの高価買取を行っています。
これまで3,000台以上のバイクを買い取らせていただいた実績もございますので、売却をお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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